WEB開発におけるMITライセンスの基礎知識
WEBシステムやサービスを開発していくうえでは、OSをはじめ様々なシステムやプログラム、スクリプトを利用することになります。これらにはそれぞれ何らかのライセンスが付与されており、その条件に従って利用する必要があります。オープンソース系のシステムを使った開発を行う場合、よく目にするライセンスのひとつがMITライセンスです。このライセンスは米国マサチューセッツ工科大学から生まれた、オープンソースにおける代表的なソフトウェアライセンスとなっています。このライセンスを使って配布されるものは、複製・改変・再配布を自由に無料で行うことができます。もちろん商用利用することも可能です。このライセンスが適用されたものを利用するための条件は、著作権を表示することと、MITライセンス全文(もしくは全文が記載されているURL)を記載するというものとなっています。
この著作権表示とライセンス全文は、テキストファイル等に記述して同梱する方法でも、ソースコードの内部にコメントとして記載する形でもかまいません。またWEBページに著作権とライセンス全文を記載し、そのURLをソースに記述したり、テキストファイルとして同梱する形でも良いとされています。